2023年春 京都府産 全部で14種(属レベル)の植物がDNA分析により判別できました。平均的なハチミツではDNA割合が低いイイギリのDNA割合が大きいのが特徴的なハチミツです。
イイギリ(desia polycarpa)は、日本、朝鮮半島、中国南東部が原産地のヤナギ科の落葉高木です。樹高10~20mの高木で、春に緑色の沢山の花を咲かせます。この葉陰でひっそりと咲く花には芳香があり、ハチミツにもほのかな香りが感じられます。
ヤナギ科イイギリ属イイギリ(Idesia polycarpa)
その他、サルナシ(Actinidia arguta)、エゴノキ(Styrax japonicus)、ソヨゴ(Ilex pedunculosa)など、樹木系のDNAが判別され、日本の美しい山々の恵みを感じさせます。
サルナシ(Actinidia arguta)
色は透明に近いはちみつ色で、樹木の芳香を感じながら優しい甘みが口の中に広がります。甘みが後を引くことなく、ハチミツそのものを楽しみたい方や優しい甘みが好きな方にお勧めのハチミツです。